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「痔」はデリケートな部分で、悩んでいてもなかなか相談できない方が多くみえます。そんなお尻の悩みを「日帰り手術」で解決します。
痔の手術は一般的には入院して行うものですが、最新の治療法と技術で大きく切ったりせず、数時間での帰宅を可能にしています。日帰り手術は自宅で療養していただくことを前提としているので、強い痛みや身体に強い負担のかかることは行いません。治療直後から問題なく歩行できます。治療効果も入院治療と遜色ありません。
「痔を他人に知られずに治したい」「仕事や育児が忙しく時間がとれない」という方々から、多くの喜びの言葉を頂いております。日帰り手術の最大のメリットは、手術後数時間で自宅に帰れるということです。
「入院というストレスを感じず、自宅でリラックスできる」という精神的な負担も軽くすることが、患者さんにとって大切なことだと考えています。

外来受診(初診)
・既往歴・内服薬を確認します。
・デジタル肛門鏡にて診察し、手術の適応かどうか判断します。
・手術内容を説明し、手術日を決めます。
・手術を安全に行うため、心電図・採血の検査を受けていただきます。
手術当日
・午前中からの手術であれば朝食は軽めに摂って来院していただきます。
・午後からの手術であれば朝食は普通に、昼食は軽めに摂って来院してきただきます。
・付き添いは必要ありません。ご自身の運転による来院も可能です。
・血圧を測定し、麻酔を行います。(しっかり意識はあります。)
・手術は15分~30分で終了します。
・手術後しばらく休んでいただき、問題がなければ帰宅していただきます。
手術後
・食事制限はありません。
・アルコールや激しい運動は当日は控えていただきます。
・入浴は手術当日はシャワーで、翌日から普段通りでかまいません。
・1日目(翌日)、1週間後、1ヶ月後に外来にて経過をみさせいただきます。

基本的に手術後1時間で帰宅可能です。
ジオンという注射液(硫酸アルミニウムタンニン酸)を痔核に直接注射する手術法で、ジオン硬化療法ともいいます。
注射液の入った痔核は血流が遮断され縮小し、元の位置に固定されます。治療効果は当日から現れ、排便などに伴う痛みもほとんどありません。
麻酔法:局所麻酔 内痔核への注射には痛みはありませんが、内痔核へ注射をするには肛門内へ太めの器具を挿入します。この太めの器具をスムーズに出し入れするために、肛門の周りに3カ所局所麻酔の注射をします。
手術時間:約15分 痔核へ注射をする時間は5分程度です。注射後に同部位を指でマッサージします。
手術後休憩時間:約1時間 1時間の休憩後に帰宅可能です。手術当日から職場に戻れたり、翌日からスポーツを楽しまれる患者さんもみえます。
再発率:約6% 従来の痔核切除の再発率が約2%に対して、ALTA療法の再発率は約6%とやや高めです。手術後に排便習慣を改善するなど再発を予防することが重要です。
結紮切除術 ALTA併用
ALTA療法の効果は、痔の大きさで決まるわけではなく、痔の組織成分によって決まります。血管成分の多い内痔核にはよく効きますが、繊維成分の多い外痔核には有効ではありません。
内痔核に加え外痔核も伴っている内外痔核では、ALTA療法により内痔核が縮小すると、外痔核はある程度肛門内につり上がりますが、大きな外痔核では一部切除を加えています。
また、繊維成分を多く伴った大きな内痔核にもALTA療法に加えて、一部切除が必要です。
麻酔法:局所麻酔 肛門の周り3カ所の局所麻酔に加えて、切除する外痔核に直接局所麻酔を行います。
手術時間:約30分 ALTA療法(約15分)後に一部痔核を切除します。
手術後休憩時間:約1時間 1時間の休憩後に帰宅可能ですが、激しい運動や重労働は数日控えていただきます。傷口が完全にふさがるまで1~1.5カ月ほどかかります。
患者さんからの声
「お尻が遠くに」
30年間、痔の脱出と出血に苦しんでいた患者さんが、日帰り手術を受けられ、翌日に来院されました。痛みがないため手術を受けたという実感がなく、お尻を拭くときに脱出していた痔がなくなったため、本来の肛門の位置の遠さに戸惑っておっしゃられました。
「人生バラ色」
バイクに乗る仕事で、痔の脱出と痛みに耐えてこられた患者さんの言葉です。
病院にかかり、肛門をみせるまでとても勇気が必要でした。一度受診してしまえば、ちゃんとした説明をうけ安心しました。手術後の痛みは全くなく、悩んでいた肛門の脱出は完全になくなりました。バイクでの仕事も問題ありません。驚いたのは肛門の周りが硬くなったことです。今までは痔が脱出しっぱなしだったので、生まれたときの肛門の硬さを忘れていました。今は「人生バラ色」です。
「他人のお尻をかりてきたみたい」
やはり長期間、痔の脱出と出血に悩んでいた患者さんの言葉です。日帰り手術後1週間目に来院されました。手術後の痛みはほとんどなく、今までの肛門の不快感が嘘のようになくなりました。まるで他人のお尻をかりてきたみたいです。

手術後3時間ほど休憩していただきます。
裂肛手術
肛門狭窄を起こしている慢性の裂肛には手術が必要です。肛門を閉めている筋肉を少しだけ切開し、狭くなった肛門を広げてあげる手術を行います。また深く治りにくくなった裂肛(潰瘍)を切除し、皮膚で覆ってあげる手術を追加することもあります。
麻酔法:脊椎麻酔
背中から細い針を刺し、肛門の周りのみ麻酔をきかせます。
手術時間:約5分~30分
肛門を広げてあげる手術のみの場合は5分程度で終わります。
手術後休憩時間:約3時間
麻酔の効果が完全になくなり、排尿を確認してからの帰宅になります。手術後数日は安静にしてください。裂肛(潰瘍)を切除した場合、傷口が完全にふさがるまで1~1.5カ月ほどかかります。

手術後3時間ほど休憩していただきます。
痔ろう手術
痔ろうを治すには、手術治療しかありません。手術法には、痔ろうの管を切り開いて取り除く解放手術や、管にゴムヒモを通し、ゴムヒモが締まる緊張でゆっくりと管を切っていくシートン手術があります。解放手術では、肛門の変形により下痢便が漏れることがあります。当院では管が切り取れるまで時間がかかりますが、便が漏れるなど副作用の少ないシートン手術を行っています。
麻酔法:脊椎麻酔
背中から細い針を刺し、肛門の周りのみ麻酔をきかせます。
手術時間:約15分
管に通したゴムヒモは1週間に1回締めなおし、管を切っていく緊張を調節します。締めなおしの際には麻酔は必要ありません。
手術後休憩時間:約3時間
麻酔の効果が完全になくなり、排尿を確認してからの帰宅になります。手術後当日は安静にしてください。ゴムヒモの緊張で管が切り取れるまで、4週間程度かかります。
マイクリニック大久保 各種保険適用
診療科: 消化器外科・肛門外科・肛門科・内科・小児科
医師:大久保雅之 大久保真二 大久保由美子