低身長の成長ホルモン治療

成長ホルモン治療

「子供の身長が低い…」とお悩みの方へ

お子さんの身長が低いのは、成長ホルモンの分泌が少ない可能性があります

大久保由美子副院長最近では、内科検診で低身長を指摘されるケースが増えています。

 

多くは、体質性の低身長ですが、病気が隠れているケースもありますから、低身長の原因検索のための適切な検査を行うことが大切です。

低身長症の定義とは?

子どもの身長を標準偏差で判断する横断的標準身長曲線というグラフがあります。こちらのページからダウンロードできます。

 

成長ホルモン治療このグラフで見て「医学的に低身長」とされ、保険診療で治療することができるのは、−2SDのラインよりも下に位置するお子さんになりますが、保険診療であっても非常に高額の治療費がかかります。

 

小児慢性特定疾患として補助金を受けることができるのは−2.5SDのラインよりも下に位置するのお子さんになります。なおかつ、補助金を受けるためには成長ホルモン分泌刺激試験をクリアしなければなりません。治療が受けたくても、この試験をクリアできずに、ホルモン治療を受けられないお子さんは少なくないというのが現状です。

 

 

低身長症の診断は難しいです

子供の身長平均に近い身長のお子さんは、成長するにつれて平均的なラインに沿って身長が伸びていきます。しかし以前は平均身長だったのに、年をおうごとに身長の伸び率が悪くなり−1SDの線に近づいていくようなケースも稀にあります。その場合には何か病気がかくれているのではないかと疑うわけです。例えば、ホルモン異常、染色体異常、頭蓋内腫瘍、といった病気が考えられます。身長の成長率が下がった場合には特に注意が必要です。

 

ただしおくてといって、思春期のスパートが遅くなる家系の人も少なくありません。診断のためには血液検査、頭部MRI、骨年齢測定といった検査だけではなく、低身長を多く診た経験が必要になってきます。

したがって、低身長症であるかどうかという診断には、極めて慎重な見極めが必要です。大久保由美子医師は小児内分泌分野での勉強を重ね、静岡済生会総合病院小児科で内分泌外来を担当しているため、低身長症の診断治療が可能です。

 

 

骨を伸ばす成長ホルモン療法

成長ホルモン剤注射キット「本来はもう少し身長が伸びるはずなのに、成長ホルモンが少ないために背が伸びない成長ホルモン分泌不全性低身長症だ」と診断されたお子さんに対しては、成長ホルモン量を増やすために、成長ホルモン剤を投与し、骨を伸ばして身長を伸ばす治療を行います。

 

具体的には、マイクリニック大久保で成長ホルモン剤を処方しますので、それをご自宅で毎日注射していただくことになります。月1回の受診が必要になります。

 

身長が低いことでお困りのお子さんをお持ちのお母さん。目安として、上のグラフで−2SDに近いようなお子さんは、一度受診していただいた方がよいでしょう。まず受診していただき、病気でないかどうかの確認が必要です。もしかしたら低身長症として治療ができるかもしれません。

 

成長ホルモン治療

 



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