地域のみなさんと20年来のお付き合い、そしてこれからの新しいお付き合い
静岡市のみなさん!みなさんが笑顔で暮らせる毎日を守るりたい。そんな心の通った医療を3人で提供しております。
大久保雅之 理事長
1966年生まれ。1992年金沢大学医学部卒。静岡済生会総合病院、碧南市民病院、名城病院、総合上飯田第一病院にて消化器外科、一般外科、乳腺外科に携わる。名古屋大学医学部 第一外科教室において肝胆膵外科の治療に携わり、胆管の解剖についての論文で博士号取得。中部労災病院 外科医長、静岡済生会総合病院 外科医長として勤務。 2009年、マイクリニック大久保リニューアル開院。 医学博士(名古屋大学)
日本消化器外科学会 認定医 専門医/日本外科学会 認定医 専門医/日本消化器癌外科治療認定医
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大久保由美子 副院長
1995年金沢医科大学医学部卒。静岡済生会総合病院で一般外科、愛知医科大学病院で形成外科、小牧市民病院において小児科に携わる。名古屋市立大学 小児科教室において小児の代謝異常症についての論文で博士号を取得。静岡済生会総合病院 小児科勤務。
医学博士(名古屋市立大学)
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先代理事長 大久保眞二
名古屋大学医学部卒業、医学博士号取得。静岡済生会総合病院外科部長、第一診療部長を務めた後1989年、大久保胃腸科外科開院。
医学博士(名古屋大学)
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静岡県葵区から始まったマイクリニック大久保
生い立ちと今、そしてこれからを当クリニック医師3人でお話してみました。
少しの間この座談会にお付き合いいただければと思います。
消化器外科・肛門外科から、さらに内科から小児科まで診療範囲が広がりました
大久保理事長・静岡院 院長
マイクリニック大久保は、大久保胃腸科外科医院からどう変わったのか、何が変わっていないのか、私たちのお届けする医療の理念についてお話ししたいと思います。 |
先代理事長・大久保眞二
私も雅之先生も、もともと静岡済生会総合病院では、食道・胃・大腸などの消化器がんや腹部内臓のがんの治療を専門としてきました。 1988年にクリニックを開院してからは、がんの早期発見と診断を主体としたクリニックとして開院し、また潰瘍のような良性の消化器疾患の治療に当たってきました。 |
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消化器の病気には糖尿病や高脂血症といった合併症があることが少なくありません。変形性脊椎症、膝関節症といった整形外科的な疾病も同時に持っている患者さんが多いです。重症な合併症には、総合病院と病診連携で治療にあたりますので、私たちは内科的な疾患にも十分対応できますし、静岡市のみなさんのご要望対応して診療の幅を広げてきました。
がんのほうは幸いにして治ったとしても、血圧が高いという患者さんはいらっしゃるわけです。そうすると私のほうに「血圧についても診てほしい」というニーズが出てきます。雅之先生も、消化器がんの内視鏡による診断を得意としていますが、大腸の病気とあわせて多い肛門疾患の治療にも力を入れてもらいたいと思っています。 |
大久保理事長・静岡院 院長
痔については、痛みのない硬化療法という新しい治療法を導入しています。 |
先代理事長・大久保眞二
私が済生会にいた頃の苦痛が大きかった痔の治療法とはずいぶん違いますよ、痛みがなく治せるんですから。最先端の治療法による、新しい肛門外科ですね。 |
大久保理事長・静岡院 院長
逆に糖尿病や脳梗塞といった幅広い内科的疾患については、理事長先生のお力をお借りすることも多いと思います。もちろんがんについては、早期発見から抗がん剤治療や術後の経過観察を含めて幅広く対応していくつもりです。 |
大久保由美子・副院長
私は小児科医療をご提供します。
当院に、家族ぐるみでかかっていただければと思います。 |
先代理事長・大久保眞二
私がひとりで始めたときは、がん中心の医院だったのですが、今回のリニューアルで診療の範囲がさらにぐっと広がりました。 |
最新の「心」の医療をご提供します
大久保理事長・静岡院 院長
そのように診療範囲が広がると同時に、マイクリニック大久保では病気についての不安を解消することで、地域のみなさんが毎日を笑顔で暮らせるような医療を提供したいと考えています。 |
大久保由美子・副院長
それと当院では、医療は当然のこととして、地域のみなさんに気軽にお越しいただけるように、気持ちよく医療を受けられるサービスも提供したいと思います。「かかりつけ医」というより、「行きつけ医」という感じでお越しいただければ。
早めにお越しいただければ、病気の早期発見にもつながりますし、病気の悪化を抑えることができますからね。 |
大久保理事長・静岡院 院長
私も長い間の病院勤務の中で、患者さんに対するサービスが至らない点が多かったと痛感しています。ですから当院では、患者さんに対するサービスをテーマのひとつとして掲げたいと思っています。 |
先代理事長・大久保眞二
医療から「心」が抜けたらダメなんですよ。医療を支えるのは、医者が患者さんのことを思う気持ちなんです。
昔と比べると、最近の医療にはそうした「心」が欠けていると感じないでもありません。医療分野のIT化の進展が進むにつれて、「患者さんと医者が触れ合いつつ、病気のことを考える」という傾向が薄れてきているのではないでしょうか。そうしたことは患者さんも感じていて、「検査をしなければならないからしかたなしに総合病院にかかりに行っているけれど、本当は医院のほうがいいんだ」と言って戻って来られる患者さんもたくさんいらっしゃいます。
医療から「心」が抜けたらと医療ではなくなってしまうと私は思いますよ。 |
大久保理事長・静岡院 院長
でも、電子カルテは導入しましたよ。患者さんが自分の病気を画像で見て確認していただけるように、心が通う医療をサポートするものとしてIT化は進めていきます。 |
柔らかく、温かいクリニック
先代理事長・大久保眞二
基本的に今後の新患の患者さんは、雅之先生が診ることになりますが、いま私が見ている患者さんは私のほうで診ることになります。そう希望される患者さんも多いですから。
雅之先生に診てもらって、私がサポートに回るというケースもないことはありませんが、患者さんの気持ちというのはそういうものなんですね。 |
大久保由美子・副院長
20年来のお付き合いですからね。 |
大久保理事長・静岡院 院長
済生会病院で私が手術をした患者さんは引き続き私が診ることになりますが、これからは特に、患者さんが多い肛門疾患の硬化療法と、「痛くない大腸内視鏡検査」に力を入れていきたいと思っています。 |
先代理事長・大久保眞二
肛門を診るということは、自動的に大腸疾患を診療するということにつながります。 |
大久保理事長・静岡院 院長
それから巻き爪のVHO治療のような、他の医療機関ではできない、新しい治療法も積極的に取り入れていこうと考えています。 |
先代理事長・大久保眞二
私も、陥入創などの巻き爪の手術はやっていたんですけどね。非常に手術時間が短くてすんでいたのですが、しかし今や時代遅れになってしまったようです。 |
大久保理事長・静岡院 院長
手術の速さよりも、手術後の痛みのなさや安全性を重視したいと思います。患者さんは巻き爪とずっと付き合うわけですから。 |
先代理事長・大久保眞二
消化器の診断治療についても、すべてある程度の苦痛を伴っているものです。その苦痛をできるだけ少なくするという点においては、新しい医療技術はどんどん進んでいます。雅之先生にはその部分で大いに活躍してもらいたいものです。 |
大久保由美子・副院長
きちんとした医療をベースに持ちつつ、患者さんが何か気にあることがあったら、ほんとうに気軽にかかっていいただけるような、敷居の低いクリニックにすることがとても大切だと思うんです。 |
大久保理事長・静岡院 院長
患者さんに対するサービスの気持と、クレームには真摯に向き合うという姿勢を持ち続けたいと思いますね。 |
先代理事長・大久保眞二
当院は、医学として優れた技術を提供しつつ、柔らかく、温かいクリニックとして、地域のみなさんに今後も末永く愛され続けるようにと願っています。 |